“坂本陸が見ている世界”の中へ─空間すべてで体験する没入型個展 「コミカルイラスト展 〜THE WORLD OF RIKU SAKAMOTO〜」開催

このたび、来島会は、特別支援学校中学部1年生・坂本陸さんによる個展「コミカルイラスト展 〜THE WORLD OF RIKU SAKAMOTO〜」を開催いたします。

坂本さんは、当法人が運営する「放課後等デイサービス※ なかよし学童くらぶ」(今治市北宝来町)を利用しながら特別支援学校に通う中学生です。

※障がいのある6歳から18歳の就学児童を対象に、特性や発達に合わせた支援を提供する施設

開催概要

日時:12月13日(土)/14日(日)/15日(月)/20日(土)/21日(日)/22日(月)の10時~15時
場所:「だんだんBASE」ギャラリー(今治市高市甲161番地3)にて

本展について

本展は、ただの“作品展示”ではありません。坂本陸さんの“世界の見え方”そのものに、身体ごと入り込むことを目指した新しい表現です。

幼少期から日々の生活の合間に描き続けてきた坂本さんのイラストは、線ひとつ、配置ひとつに独特のリズムがあります。本人にとっては日常の連続で生まれた表現ですが、そこに登場する無数のオリジナルキャラクターたちは、見る人を思わず立ち止まらせるほどユニークで、力強く、コミカルです。

今回の展示では、会場内に複数の「箱」を配置し、その内部を壁・床・天井まで全方位で描き下ろした“空間まるごと”のインスタレーションを展開。来場者は作品を「鑑賞する」のではなく、坂本さんの見ている世界の中へ“入り込む”ようにして体験します。

坂本さんが何を感じ、どのように世界を切り取っているのか。“ありのままに見えている世界”を、そのまま受け取り、楽しむことで、“表現することの純粋な楽しさ”を思い出す時間につながればと考えています。

コミカルイラスト展の見どころ

会場には、坂本さんが四方八方すべてに描き下ろしたイラストで覆われた、大小さまざまな“箱”が並びます。外側からはオブジェのように見えるその箱も、一歩足を踏み入れれば別世界。内側の壁・床・天井すべてが坂本陸さんの世界観で満ち、来場者はまるで「彼の世界に入り込む」ような感覚を味わえます。

大きな箱の中では迷路のように歩き回る楽しさがあり、小さな箱は頭だけを入れて覗き込むことも可能です。平面の絵では味わえない、立体的で没入感あふれる“坂本陸ワールド”を存分に楽しめます。

会期中、坂本陸さん本人が会場のどこかでひっそりと描き足すサプライズ企画を実施。偶然出会えた来場者は、まるで作品が“生まれる瞬間”に立ち会う特別体験を味わえます。

坂本さんが描きためてきたスケッチブックや創作ノートも展示。
キャラクターの名前や特徴も解説付きで、どういったストーリーがあるのかを覗き見ることができます。来場者一人ひとりがお気に入りのキャラクターを探して楽しめる展示です。

坂本陸(さかもと りく)さんプロフィール

平成24年4月14日生まれ、13歳。自閉症スペクトラムがある今治特別支援学校中学部1年生。幼少期から絵を描きはじめ、祖母の勤務先である美術館に足を運ぶ機会が多く、アートに自然と親しむ環境で育つ。
海外アニメ「トム&ジェリー」から日本の漫画まで幅広いカルチャーに影響を受け、ユーモラスで豊かな表情を持つオリジナルキャラクターを多数創出。画材は色鉛筆、ペン、デジタルアプリなど多岐にわたり、そのときの気分で自在に描き分ける。

坂本陸さんからのコメント

企画展、とても楽しみにしています。多くの方に見ていただきたいです。

展示会開催への思い

私たち来島会は、障がいの有無にとらわれず、個人が持つ「好き」や「表現したい」という気持ちが、社会とつながる力になると考えています。坂本陸さんの作品には、理屈を超えて心を揺さぶる純粋なエネルギーがあふれています。そのエネルギーが空間全体へと広がり、来場者が“坂本陸の世界”に没入する本展は、まさに彼の内側に宿る力をそのまま社会に届ける試みです。

だんだんBASEは、地域に暮らす人々の表現を社会へ橋渡しする場所としてもみなさんに活用していただければと思っています。本展を通して、子どもたちの「好き」を尊重し育むことの価値、そして表現が生み出す笑顔や前向きな気持ちが、誰にとっても生きる活力につながることを感じていただければ幸いです。

<「だんだんBASEギャラリーシリーズ」今後の開催スケジュール>
・2026年2月:  世界の国旗展

Contact

相談や質問を
したいときは

どんな施設で、どんなサポートが
あるのか、詳しく知りたい。
そんなときはご相談窓口に
お気軽にお問い合わせください。