“エアコンだけ”を描いた絵画・作品がずらり16点 「葵電機展」開催

来島会は、2025年8月29日(金)から31日(日)まで、コミュニティスペース「だんだんBASE」ギャラリーにて、市内の小学4年生・越智葵さんによる個展『葵電機展〜好きからはじまる ぼくだけの物語〜』を開催いたします。

葵さんは、当法人が運営する「放課後等デイサービス なかよし学童くらぶ」(今治市北宝来町)の利用者です。

本展では、2歳でエアコンに魅せられて以来、一途な情熱を注ぎ続けてきた葵さんのユニークな世界観を紹介します。周囲からは理解されにくい「偏愛」とも捉えられがちなこだわりが、子どもの感性や成長を育むかけがえのない才能であるというメッセージを、葵さんの作品と創作の軌跡を通して発信します。

周囲からは理解されにくい関心も、子どもの感性や成長の芽を育む力となることを、作品とその背景を通してご覧いただけます。

開催概要

日時: 2025年8月29日(金)~8月31日(日) 10:00〜15:00
場所: だんだんBASEギャラリー(今治市高市甲161番地3)
会場アクセス:今治駅から車で約15分。当日は敷地内の駐車場をご利用ください。

作者・越智葵さんについて

自閉症スペクトラム・知的障害を抱える小学4年生の10歳。過去には「SDGs 障がい者貝絵アート 展示会・コンテスト2023 」において最優秀賞受賞歴を持ちます。

2歳で自宅の天井に取り付けられたエアコンをじっと見上げ、心を奪われて以来、その探究心は尽きることがありません。

スケッチブックへのスケッチから始まり、図鑑やインターネットで構造を調べ、ついには段ボールでエアコンを再現するなど、その表現方法は多岐にわたります。

なかよし学童くらぶの支援者も、エアコンの写真ばかりを見ている彼を最初は不思議に思っていました。しかし、エアコンへの熱意からか、普段は人へ自分の気持ちを伝えることが難しい彼が、支援者に対して「エアコンの絵を描いて」と伝えてくるなどの驚きの変化が見られました。そこから、彼のエアコン探究の旅は、自分で調べ、描き、創るということへつながっていきました。

作品に向き合う時間は、彼にとって最高の「遊び」であり「学び」。この「好き」という純粋な気持ちが、文字やデジタルツールを学ぶ原動力となり、彼の世界を豊かに広げています。

「葵電機展」の見どころ

2歳から8年間、エアコンだけを描き続けてきたという葵さん。描いたエアコンのスケッチの総数は、すでにお母様もわからないと言いますが、なんと5,000点以上にも及びます。

展示会場には、小学校入学後の4年間に描いた作品12点を制作年順に展示。さらに、それ以前の幼児期に描いた初々しい作品写真のパネル展示を通して、緻密な表現力が育まれていく軌跡をたどることができます。

今回の企画展のために制作した新作『大好きな食堂のエアコン』がつくられるまでを、制作のための食堂訪問時の写真、食堂へ行ってみた彼の感想などをパネル展示。どんな想いで作品を制作しているかをつぶさにご覧いただけます。

展示会開催への思い

私たち来島会は、子どもたち一人ひとりが持つ「好き」という気持ちを尊重し、その関心を未来につながる学びや成長へと育んでいくことを大切にしています。療育の現場では、ともすれば「偏り」と受け止められがちなこだわりも、見方を変えればかけがえのない才能の芽となります。その芽を信じ、寄り添いながら伸ばしていくことが私たちの役割です。

今回の「葵電機展」では、葵さんの作品や軌跡を通して、子どもの「好き」に光を当てることの価値を体感していただきたいと考えています。

また今後、障がい者アートプロジェクトとして、アートにのめり込む利用者の熱量に焦点を当てた「だんだんBASEギャラリーシリーズ」を継続的に開催していく予定です。今後も、障害を持つ人の世界を社会とつなぐ機会を創出していきます。

<「だんだんBASEギャラリーシリーズ」今後の開催スケジュール>

・2025年10月:第2回 藤原大輝展
・2025年12月:第3回 コミカルイラスト展
・2026年2月:  第4回 世界の国旗展

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