共生社会の実現に向けて来島会が昨年に続き企業と連携 アート作品が地域企業の販促ノベルティに採用

このたび、来島会が運営する就労継続支援B型事業所「麦の穂」を利用する井出晴陽(いで はるひ)さんのイラスト作品が、株式会社愛媛総合センター(本社:今治市旭町、代表取締役:丹後博文)の販促ノベルティに採用されたことをお知らせします。

井出さんの描く温かみのある動物たちが、愛媛総合センターのイメージキャラクター「かば」を囲むデザインのメモ帳が完成しました。日々の創作活動の中から生まれた一枚の作品が、地域企業の販促物として多くの人々の手に届き、目に触れる機会となります。

制作のきっかけ

来島会では、障がいの有無に関わらず、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指しています。そうした理念のもと、「アート」を一人ひとりの思いや感性を社会につなぐ“表現のツール”として位置づけています。

今回のイラストの採用は、「麦の穂」に飾られていた井出晴陽さんの作品の柔らかな線と温かみのある色づかいが、愛媛総合センターのご担当者に評価され、「企業の想いを伝える広告にふさわしい」と判断されたことにより決定しました。実際の店舗での使用を2026年初頭より開始する予定です。

グッズの概要

種類:メモ帳
デザイン:愛媛総合センターのカバのキャラクターを中心に、井出さんが描いたゾウ、ライオン、キリン、パンダなどの個性豊かな動物たちを優しいタッチで配置
使用期間:2026年1月~
用途:販促用ノベルティ

井出 晴陽(いで はるひ)さんプロフィール


平成17年6月7日生まれの20歳。愛媛県今治市出身・在住。放課後等デイサービスを利用しながら、今治特別支援学校普通科を令和6年3月に卒業。

生時代からイラスト作成や、刺し子など様々な表現活動に親しんできました。卒業後、社会福祉法人来島会の運営する就労継続支援B型事業所「麦の穂」で就業。現在も麦の穂でパンやお菓子づくり、箱詰め、シール貼りなどの作業を丁寧にこなしています。

休憩中はカードゲーム等をして仲間と楽しく過ごしています。動物や昆虫のイラストが得意な一方で実物の虫は苦手というお茶目な面もみせます。作業の合間にも表現活動に取り組んでいます。

今回のノベルティ採用について、「とても嬉しかった。お父さんやお母さんにも伝えたい」と喜びを語ってくれました。

愛媛総合センター 玉井俊平様からメッセージをいただきました

この度、来島会で親しくしている職員の方からお話しを頂き、井出さんの作品を拝見する機会をいただきました。私自身、来島会で様々な創作活動をされている事をあまり存じ上げていませんでしたが、井出さんの作品を拝見し、当社のキャラクターのかばとコラボ出来れば嬉しいと思い、今回の取り組みを決めました。今後、当社も1人でも多くのお客様に、井出さんの作品や想い、創作活動について伝えていければと思っております。

社会福祉法人来島会 理事長 越智 清仁 メッセージ

来島会では、ご利用者様一人ひとりの感性や表現を社会につなぐことを大切にしています。今回完成したメモ帳を通じて、井出さんご自身の世界が広がること、そして市民の皆さまが井出さんのイラストをきっかけに、少しでも共生社会について考える機会になれば幸いです。

昨年は「第一印刷」様との取り組み、そして今年は「愛媛総合センター」様との連携が実現し、地域のなかで表現の機会をいただけることを大変うれしく思っております。今後も、障がいの有無に関係なく、一人ひとりが社会とつながる場づくりを積極的に進めてまいります。

「麦の穂」について

今治市衣干町にある就労継続支援B型の事業所。パンづくりや野菜の栽培、移動販売など、利用者一人ひとりの得意を活かした生産活動に取り組んでいます。
生地をこねる感触やパンの香り、収穫の喜びといった“手で感じる体験”を大切にしながら、利用者同士が協力し合い、地域の人々とも交流しながら、一人ひとりの可能性を育んでいます。

令和7年度障がい者アート商品化支援事業について

本取り組みは、障がい者アート商品化支援事業の一環で実施しています。愛媛県では、障がい者が制作した芸術作品を活用した商品づくり等へ取り組む県内に本社、支社又は営業所を有する企業等に対し、障がい者芸術文化活動のすそ野拡大並びに障がい者の経済的自立及び社会参加の促進を図ることを目的として、必要な経費を支援する「令和7年度障がい者アート商品化支援事業」を実施しています。

愛媛県ホームページ:https://www.pref.ehime.jp/site/madoguchi/111810.html

▽昨年の取り組み

昨年度は、同事業を活用し、今治市の第一印刷株式会社と社会福祉法人来島会が協働。今治のマスコットキャラクター「バリィさん」と、来島会「ふきあげワークス」の利用者・長谷部克夫さんの作品を組み合わせた一筆箋&メッセージカードを制作しました。

長谷部さんが描いた愛らしい動物たちとバリィさんが一緒に踊るデザインには、「思いを贈る」をテーマに、人と人とのつながりを大切にする願いが込められています。この取り組みは、障がいのある方々の表現を地域に届ける試みの第一歩として、注目いただきました。

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