11月3日(月・祝)、art venture ehime fes 2025の今治エリア里山ゾーンで、「今治里山にサーカスパレードがやってくる」を開催しました。秋晴れの下、親子連れを中心に多くの来場者が集まり、里山全体が舞台となって一日中笑顔に包まれました。

注目を集めたのは、美術家ユニットKOSUGE1-16による作品「自転車メリーゴーラウンド」。
10月18日から半月にわたって展示していたモンタージュ「メリーゴーラウンドと動物のサーカス団」が、この日、自転車メリーゴーラウンドへと変身しました。
自転車をこぐと馬やカップが回転し、さらに、音楽家の片岡祐介さんが生演奏!「こぐ人」と「乗る人」が互いに入れ替わりながら楽しみを生み出す光景は、誰もが支える側にも支えられる側にもなれる、そんな“もちつもたれつ”の関係性を体感できるものでした。


午後からは、参加者全員が自作の衣装と楽器を身につけ、音楽家の片岡祐介さんの生演奏に合わせてパレードを行いました。瀬戸内サーカスファクトリーのアーティストたちも一緒に盛り上げ、里山全体が一体となる時間に。
パレードに参加した男の子は、「自分の作った衣装で歩くのがうれしかった。みんなで一緒にパレードできて楽しかった!」と目を輝かせていました。ゴール地点に到着したときの子どもたちの歓声と笑顔は、まさに“サーカスの主役”そのものでした。


参加者が身につけていた衣装は、午前中に、なかよし学童くらぶ、らびっつ、今治市子育て応援ステーションばんびの職員たちによるワークショップで作成したもの。一生懸命テープを貼ったり、色を塗ったり、大人も子どもも思い思いの衣装作りに挑戦。世界にひとつだけの衣装を身にまとい、表現する楽しさを存分に体験しました。

イベントのクライマックスでは、瀬戸内サーカスファクトリーによるサーカス公演がスタート。空中での息をのむパフォーマンスや、手に汗握るようなバランス芸に観客は固唾をのんで見守り、成功するたびに里山に大きな拍手が響き渡りました。

自分自身で表現する楽しさを体感し、参加者同士のつながりを感じる場が生まれた「今治里山サーカスパレード」。この場を一緒につくりあげてくださったアーティスト、そして参加者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
11月1日(土)・2日(日)の「プレ・イマバリ・パラビエンナーレ」、そして3日(月祝)の本イベントを通じて生まれた温かいつながりは、5月の「イマバリパラビエンナーレ」に向けて、今後もさらに大きな輪へと広がっていきます。
「自分も参加してみたい!」と思った方、ぜひ次回のイベントへのご参加を、心よりお待ちしています!

🌱イマバリ・パラビエンナーレとは?
イマバリ・パラビエンナーレは、来島会と、今治に暮らす人びと、そしてアーティストが一緒になってつくる、参加型のアートプロジェクトです。美術や音楽、ダンス、演劇、あるいはまだ見ぬ表現を通して、「共生」というテーマをまちの中で育んでいきます。
いま、わたしたちは「誰もが共に生きる」ことの難しさに向き合う時代を生きています。「違うこと」や「知らないこと」に出会うと、怖くなったり、距離をとりたくなったりすることもあります。けれど、もしその人を知ったなら。もし一緒に何かをつくったなら。
お互いが確かに“ここにいる”と感じられる瞬間が、きっと生まれるはずです。
アートは、違いを結び、想いをほどき、世界を少しやわらかくしてくれる力を持っています。その力を信じて、今治のまちで、あたらしいつながりと対話を生み出していく。それが、イマバリ・パラビエンナーレです。
まちのあちこちが舞台になり、誰かの思いつきからプロジェクトが始まり、アーティストも市民も、そして訪れる人も、一緒になって作品を育てていく。
2026年の本開催に向けて、地域の中にアートをひらき、人と人をつなぐ活動を進めていきます。ちがいが交わり、まだ見ぬ未来が芽吹くこの時間に、あなたも参加してみませんか?