【活動報告】パナソニックHVAC&CC(株)群馬・大泉拠点にご招待|「好き」からはじまる葵さんの新たな物語

先日、4月2日、社会福祉法人来島会が運営する放課後等デイサービス「なかよし学童くらぶ」をご利用の越智葵さん(愛媛県立今治特別支援学校小学部5年)が、パナソニックHVAC&CC株式会社(以下「パナソニック」)様からのご招待を受け、群馬県にある同社の大泉拠点を見学いたしました。
葵さんのエアコンに対する並々ならぬ情熱と探求心に感銘を受けてくださったパナソニック様のご厚意により、このたびの素晴らしい見学旅行が実現しました。

 

◆初めての飛行機と、夢にまで見た大泉拠点へ

4月1日(水)、葵さんとご家族、そしてなかよし学童くらぶの職員の一行は松山空港を出発しました。葵さんにとっては人生初の飛行機。離陸の瞬間から大興奮の様子で、羽田空港に到着。その後、群馬県太田市のホテルへ向かいました。
明けて4月2日(木)、いよいよパナソニック様の群馬・大泉拠点へ到着。ここは葵さんがこよなく愛する業務用エアコンの心臓部とも言える場所です。

 

◆三洋電機の歴史と「ナノイー」に大興奮

大泉拠点は、以前は三洋電機の拠点であった歴史を持ちます。
施設内で葵さんの大好きな「2方向吹き出しエアコン」や、SANYO製の古いエアコンを見つけると、葵さんのテンションは最高潮に! 三洋電機時代から勤められている社員の方々もいらっしゃり、葵さんのマニアックな視点に驚きつつも笑顔がこぼれていました。
ショールームの見学中も、葵さんはパナソニックの空気清浄技術である「ナノイー」の名前を何度も口にしながら、終始ご満悦の表情を浮かべていました。

 

◆事業部長との対談、そして「秘密の工場」へ潜入

見学の途中、パナソニックHVAC&CC システムズ株式会社 代表取締役 共同社長執行役員(CAC(業務用空調)事業部長)の池田博郎様と葵さんが1対1で対談する特別な時間が設けられました。葵さんは持参した自作の「4方向吹き出しエアコン」の模型を見せながら、その工夫や好きな部分を熱心に説明。その中で「昭和鉄工」という非常にマニアックな企業名まで飛び出し、池田様も葵さんの深い知識に舌を巻いておられました。

 

そして一行は、まだ社外へは未発表の製品を試作している工場へご案内いただくことに。実はこの特別な見学は、今回の見学の企画を聞いた池田様が、「それならぜひ、非公開の工場も見せてあげよう」とご用意してくださった、素敵な計らいだったのです。
葵さんの「好き」を全力で受け止めてくださるパナソニックの皆様の温かいご配慮を感じ、同行した私たちも胸が熱くなりました。

 

◆社長からのご挨拶と、揺るがない「エアコン愛」

さらに驚くべきことに、社員の皆様でも滅多にお会いする機会がない社長の片山栄一様も、葵さんとの対談に駆けつけてくださいました。
ところが、葵さんの目は社長の片山様ではなく、入り口にある「2方向吹き出しエアコン」に釘付けです。社長の登場にも目もくれず、「あのエアコンの中を見せてほしい!」と懇願する葵さん。そんな純粋で一切ブレない「エアコン愛」に、社長の片山様をはじめその場にいた全員が温かい笑顔に包まれました。

 

◆世界に一つだけの、宝物のような贈り物

パナソニック様から葵さんへ、驚きのプレゼントが贈られました。
一つは、3Dプリンタで精巧に作られた「エアコン模型」3種。そしてもう一つは、実際に使用されている「エアコンフラップ」の2方向吹き出し用と4方向吹き出し用の2点です。
葵さんの情熱を知り、社員の皆様が心を込めて準備してくださった世界に一つだけの贈り物。葵さんは宝物を抱きしめるように、再会を約束してお別れを告げました。

 

◆夢の国を満喫!葵さんから溢れ出した「ワクワク」の声

「GHP(ガスヒートポンプエアコン)の内部が見れてニヤニヤした」
「エアコンの吹き出し口から風が出てくるところが停電になっても、ボタン押したらエアコンが閉じたけどつけたらまたついてびっくりした」(電源自立型空調GHP ハイパワープラスのデモンストレーション)
「室外機の工場にすごいかっこいい機械があった」
「室外機のファンを電動ドライバーでギーってやって組み立てるところがかっこよかった」
「エアコンのパネルを作っているところがすごかった」
「熱交換器がきれいだった。作っているところがすごかった」
「工場内のエアコンのリモコンを全部見せてもらえてうれしかった」

 

◆『すき』が拓いた新たな夢と家族の笑顔(なかよし学童くらぶ 支援員 渡邊ようこ)

日々、子どもたちの『すき』を取り入れた療育を行う中で、個展をきっかけにパナソニック様との交流へと繋がり、葵さんの『すき』という想いを広げ、たくさんの方に知っていただくことができました。
工場見学では、見たことのない量のエアコンや室外機を前に大興奮。嬉しさのあまり、工場間の移動時もルンルンと弾むように歩いていました。気になるものを見つけては社員さんに伝え、間近で見せていただいたり写真を撮らせてもらったりと、葵さんにとってまさに夢の国のようでした。3Dプリンターで作られた模型をプレゼントしていただいたことで、『自分も3Dプリンターでエアコンを作りたい』という新たな夢も芽生えています。
今回、ご家族も一緒にご招待いただき、目をキラキラさせる葵さんを間近で見たご両親が『こんなに嬉しそうな顔を見たのははじめて』と仰っていました。葵さんだけでなく、ご家族にとっても特別な時間になったと、心から感謝しております。

 

◆『すき』の先にあるもの

NHKでの特集や前回の出前授業、そして今回の群馬県へのご招待と、葵さんの「エアコンが好き」という純粋な気持ちが、次々と素晴らしいご縁を紡いでいます。

 

私たち来島会は、子どもたちの『すき』や『こだわり』を単なる特性として終わらせるのではなく、社会と繋がるかけがえのなさとして大切にしています。今回、葵さんの熱意を正面から受け止め、一人の「エアコン愛好家」として最大限の敬意を払ってくださったパナソニックHVAC&CC株式会社の皆様に、改めて深く御礼申し上げます。
来島会ではこれからも、誰もが自分らしく輝き、社会と繋がることのできる機会を創出してまいります。

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