上村 大地

サポートグループ
マネージャー

社会福祉学部 社会福祉学科 卒業
2006年新卒入社


入社後南海学園の生活支援員として勤務。2年目で事務部門に異動。以降、事務主任や係長として南海学園の事務部門をまとめる。平成29年に今治市のサポートグループに異動し、現在は愛媛・高知両県の事務部門を統括するマネージャーとして活躍している。

福祉の士業って何だろう?
と興味を持ったのが始まりでした。

高校生のとき進路について悩んでいたので、資格の一覧のような本を読んでいました。そこで、『社会福祉士』という初めて聞く資格に目が留まりました。士業のなかでも例えば弁護士、税理士はどんな職業か何となく想像できますが、福祉という分野で『士』という漢字がつく社会福祉士ってどんな職業だろうと疑問がわいたのが、福祉の道を進むきっかけです。そんな理由で社会福祉士を取得できる大学に進学し、国家試験に合格したので晴れて社会福祉士となることができました。
来島会を知ったのは、丁度私が就職する年に、高知県が運営していた南海学園を来島会に民間移管するという話を聞いて、それなら新しい職員をたくさん募集するだろうから合格できるんじゃないかと(笑)。同じ大学の先輩が就職していたのも来島会に興味を持った一つの要因ですね。

2年目に生活支援員から事務員に異動。
毎日分からないことだらけでした。

入社して1年目は南海学園のひまわり寮に配属され、生活支援員として勤務しました。初めての社会人生活で、なかなか生活リズムに慣れず苦労もありましたが、利用者の方がどう感じているのか考え、予測し、新たな方法を試して上手くいったときなど、支援自体にやりがいも感じました。南海学園の環境自体についても、民間移管されたばかりだったので、良い意味で先輩後輩の上下関係がなく皆で施設を良くしていこうという雰囲気でした。
ただ、1年経ってやっと業務に慣れた頃に、「事務員にならないか」と打診されて(笑)。その頃は、私を含め生活支援員はたくさん採用されたのですが、施設の運営を支える事務員が少なかったんです。事務の勉強をしたことがなかったので迷ったのですが、とりあえずやってみようの精神で2年目から事務員になりました。事務員になってまず苦労したのが、会計業務ですね。もちろん簿記の資格など持っていないので、上司の方に手ほどきを受け、自分でも会計について基礎の基礎から勉強しました。

業務の見直しで時間外労働をゼロに!
みんなの意識が変わりました。

赴任した今治でまず感じたことは、時間外労働が常態化していることです。南海学園に比べ、施設の数は多いのに事務員の人数は変わらない。これでは時間外労働があるのも当然という状況でした。
そこで、まず全員で自分の業務やその業務にかかる時間を洗い出し、各々のスキルに応じて業務分担を変更し、できるだけ平準化しました。また、先程の業務の洗い出しから算出した全ての業務の所要時間の合計と、全ての事務員の総勤務時間を数値化し「この時間が足りないのであと何人採用が必要だ」ということを上司に訴えました。また、今までは事務員は全員事務局で勤務していたのですが、事務局と施設の連携をスムーズにするため、新たに施設事務員を採用して主な施設に配置しました。さらに、勤怠ソフトや電子決済を導入して業務時間の短縮化や効率化を進めました。
その結果、通常期だけでなく決算時などの繁忙期も時間外労働がゼロにすることに成功。一番良かったところは、定時までに仕事を終わらせようというみんなの時間管理の意識が変わったことですね。

学生・求職者の皆さまへ。

自分にどんな仕事が向いているかよく考えることも必要ですが、やってみなければ分からないこともたくさんあります。とりあえずやってみようとする姿勢は大事だと思います。また、指示された仕事をそのまま行うのではなく、その仕事にどんな意味があるのかを考え「もっと良い方法はないか」と常に試行錯誤していくと、その分可能性も広がっていくのではないでしょうか。

ある1日の仕事

  • 8:30
    出勤
    朝礼、メールチェック、電子決済承認、勤怠申請承認
  • 9:00
    業務開始
    TODOリストを作成して優先順位をつけています。
    各施設から問い合わせ等が多くあるので、随時応対しながら業務をこなします。
  • 12:00
    休憩・昼食
  • 13:00
    会議
    この日は愛媛・高知をオンラインでつなぎ、すべての事務職員が参加する事務所会議。
    各部門の進捗管理を確認したり、情報交換を行います。
  • 15:00
    役職者とミーティング
    今後の運営方針や経営企画について打ち合わせ。
  • 17:30 退勤
    翌日のタスクをチェック・整理してから帰宅。

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