薩摩 桐子

今治市子育て応援ステーションばんび
児童指導員

健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科 卒業
2021年新卒入社


大学では、強化指定されている女子サッカー部で日々練習と試合に明け暮れながらも、中・高等学校教諭一種免許状(保健体育)を取得。就職後は、今治市にホームグラウンドを置くサッカーチームのレディーストップチームに所属し、勤務後に練習、休日も試合や遠征など充実した日々を過ごしている。

幼い頃から「ありがとう」と言われる仕事に憧れがありました。

小学生の頃からぼんやりとですが、将来は人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。どの仕事も人のためになっているとは思うのですが、ダイレクトに人の役に立てて「ありがとう」と直接言われる仕事がしたいという想いが昔からありました。そんな想いから、福祉にだどり着くのに時間はかかりませんでした。
しかし、就職活動を目前に、サッカーを続けるかどうか考えたとき、やっぱり小さいころから続けていたものを失うことは考えられなくて。声をかけていただいた今治市のサッカーチームに所属することにしました。就職について監督に相談した時に、福祉系の仕事に興味があると伝えると、来島会を紹介してもらったんです。それから施設を見学して、オンラインで面接をして、引っ越して…と、いつの間にか入社が決まっていました。

社会人生活に慣れるまでが大変でした。

仕事の苦労というより、社会人生活に慣れるのに苦労しました。学生の頃は夜通し起きていても、授業で寝れば良いやという考えだったのですが(笑)、社会人ではもちろんそうはいかないですよね。サッカーが忙しいことを言い訳にしてはいけないと思いますが、決まった時間に起きて仕事に行く、当たり前のことですがこれが何より大変でした。
大学で中学高校の教員免許を取得したものの、幼い子どもと接したことがなかったので、未就学児への支援と聞いたはじめは本当に不安でした。でも何もわからないからこそ、何でもやってみようと思ったんです。支援方法など先輩からのアドバイスをメモして頭の中で反芻し、次の日実際にトライしてみる。そのトライの内容にまたフィードバックしてもらってと続けているうち、子どもたちの反応も変わってきて。良い意味で毎日忙しくて、楽しくて仕方がないです!

サッカー以外で自分の居場所が見つかりました。

サッカーの練習は仕事が終わってから始まりますが、時間になると皆さんが声をかけてくださるので、練習時間に遅れることなく参加できています。休日の練習後やオフの日は、近所のお気に入りのカフェで自閉症や療育についての本を読んだり、仕事で教えていただいたことを自分なりにノートにまとめたりして落ち着いた時間を過ごしています。休みの日まで仕事のことを考えていますが、もともと勉強は嫌いだったはずなのに不思議ですね(笑)。
今まで自分にはサッカーしかないと思っていたのですが、来島会で働きはじめて、自分に自信が持てて、居場所が見つかったというか。サッカー以外で初めてこんなに夢中になることができたので、今の仕事でもっと経験を積んで児童指導員として一人前になりたいという気持ちでいっぱいです。
今治に住んで半年ですが、生活するには全く困らないですし、程よく田舎で住みやすいです。この前は家の近くの海岸でたくさんの流れ星を見ました!

学生・求職者の皆さまへ。

コロナ禍でオンラインツールが広がり、移動の時間もお金もかけずに全国の企業説明会に参加することができるようになりました。私はこれをチャンスと考え、少しでも興味のある企業説明会にはすべて参加しました。普段関わることのない人の話を聞くだけでもとても参考になり、新たな発見ができるので、就活中の方にはぜひたくさんの企業説明会に参加してみてください!

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